今月の臨床 産婦人科手術における合併症管理のすべて
I 婦人科手術
1.開腹手術
1.単純子宮全摘術
塚原 慎一郎
1
,
水谷 栄彦
1
1名古屋大学医学部産婦人科
pp.324-328
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904578
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はじめに
単純子宮全摘術は,子宮筋腫,子宮内膜症,子宮頸部上皮内癌,子宮体癌,付属器腫瘍など婦人科疾患においてその適応は広く,婦人科手術の中でも最もその頻度が高いものである.この手術を円滑に行い,その合併症を十分に理解して周術期管理を行えることは,婦人科専門医としての最低限の条件の1つといってもよい.本稿では,その単純子宮全摘術における術中合併症および術後合併症について解説する.
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