今月の臨床 思春期外来—診療上の留意点
思春期の異常とその対応
3.低身長
田中 敏章
1
1国立小児病院内分泌代謝科
pp.1103-1105
発行日 2000年9月10日
Published Date 2000/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904132
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思春期における低身長は,成長ホルモン分泌不全性低身長症(GHD)としては診断が遅く,もっと早期に診断すべき問題である.このような例が一部にはいると思われるが,低身長のこの時期の重要な鑑別診断は,低身長を伴う思春期遅発症と性腺機能低下症である.女児では,ターナー症候群を忘れてはならない.
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