今月の臨床 産褥の異常と対策
出血と感染
5.難治性感染症
徳永 昭輝
1
1新潟市民病院産婦人科
pp.1468-1472
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903853
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抗菌剤の登場によって産褥期における細菌感染症の多くはコントロールできる状況にある.しかし一方では,抗菌剤の繁用によるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など多剤耐性菌による難治性感染症例や忘れかけていたA群レンサ球菌(産褥熱,猩紅熱,リウマチ熱の起因菌として知られている)による重症感染症例が報告されるなど,新たな問題が提起されている.
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