連載 病院めぐり
氷見市民病院
佐伯 吉則
1
1氷見市民病院
pp.214
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903548
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氷見市は富山県の北西端,能登半島のつけねにある人口6万人の町です.越中万葉の里として古くから景観の美しさを保っており,また定置網漁を中心にした鰤(ブリ)を始めおいしい魚がとれる町として有名です.写真(中央下が氷見市民病院)のように日本海(富山湾)越しに3,000m級の山並み(立山連峰)を眺望でき,自然に恵まれた暮らしやすい環境を持っています.
氷見市民病院は昭和23年7月,氷見郡厚生病院として開設され,昭和36年6月に農協の経営委託を解除し,市直営(現病院名)となり現在に至っています.氷見市唯一の総合病院であり,総病床数368床,医師数39人,1日平均外来患者数約1,200人の比較的忙しい病院です.また氷見市には石川県境の中山間地に散在する集落(ほとんどが無医村)が多数あり,昭和56年からは僻地中核指定病院として自治医科大学卒業生を中心に僻地診療にも力を入れています.
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