今月の臨床 内視鏡手術—どこまで進んだか
基本操作と基本手技
3.腹腔内操作
伊藤 將史
1
1医療法人誠仁曾伊藤病院
pp.1482-1487
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903478
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腹腔鏡手術は開腹手術に比べてけっして難しい手術ではないが,手術器具・周辺機器の特性には独自のものがある.実際,腹腔鏡手術用鉗子類はトロッカーに装着(固定)されてはじめて,その基本性能を発揮し,マイクロ手術に匹敵する細かな腹腔内操作が可能になる.また,周辺機器のほとんどが電気的にコントロールされ,その使用には専門知識が要求される.すなわち,腹腔鏡手術では手術器具の特性と周辺機器の機能をどれだけ理解しているかが大切なポイントとなる.
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