今月の臨床 多胎—いま何が問題か
分娩
15.多胎分娩のトラブル
西島 正博
1
,
吉原 一
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.1484-1486
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901988
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多胎では,単胎に比べ,胎盤早期剥離,臍帯脱出,胎位異常,弛緩出血などの合併症がきわめて高率であり,分娩管理にはこれらの合併症予防を十分に考慮しなければならない.また第2児の予後をよくするためには,第1児出生後約15分以内に娩出させる必要がある.本稿では当科における統計を踏まえて,主に双胎分娩のリスクについて概説する.
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