今月の臨床 難治性合併症を診る—産科
呼吸器系合併症
14.気管支喘息合併妊娠の管理
井槌 慎一郎
1
,
武田 佳彦
1
1東京女子医科大学産婦人科
pp.1348-1350
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901950
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気管支喘息の頻度は人口の3〜4%に及んでおり,近年増加傾向にあると言われている.このためわれわれ産科医が,気管支喘息合併妊娠の管理にたずさわる機会も以前より増えてきていると思われる.また気管支喘息の病態についての解明が進んだことから,その管理や治療法に関してもいくらかの変化が見られている.このような点から,本稿ではまず気管支喘息一般の管理に対する最近の考え方を紹介した上で,その妊娠中の管理について言及することとする.
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