今月の臨床 骨盤位マニュアル
分娩時の対応
18.双胎と骨盤位
鮫島 浩
1
,
中村 安俊
1
,
池ノ上 克
2
1鹿児島市立病院周産期医療センター
2宮崎医科大学産婦人科
pp.654-655
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901746
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多胎の分娩様式を選択する際,妊娠週数,胎児の大きさ,膜性診断,他の産科因子などと並び,胎位は最も重要な決定要因のひとつである.おおよそ一致した見解としては,第1子頭位—第2子頭位の組み合わせでは経腟分娩を試み,第1子骨盤位(非頭位)では第2子の胎位にかかわらず帝王切開を選択する1).しかし頭位—骨盤位の組み合わせに関してはいまだ議論が多い.今回,双胎における骨盤位の分娩の対応について自験例を中心に検討した.
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