今月の臨床 骨盤位マニュアル
分娩時の対応
13.骨盤位介助術の実際
合阪 幸三
1
1賛育会病院産婦人科
pp.638-642
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901741
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ほとんどの骨盤位分娩は何らかの介助が必要となる.これには大きく分けて,娩出力のみによって児の体幹の大部分が娩出されるのを介助する骨盤位分娩介助術(Bracht法)と,児の下半身を把持し積極的に牽出を行う骨盤位牽出術(横8字型牽引による竹岡法,上下振子運動を中心とするMüller法および古典的上肢解出術),および後続児頭娩出術(Veit-Smellie法,Mauriceau法,後続児頭鉗子牽出術)の3種類がある.以下これらについて詳述する.
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