今月の臨床 胎児治療—どこまで可能か
内科的治療—胎盤通過性と薬効
6.ジギタリス
門間 和夫
1
Kazuo Momma
1
1東京女子医科大学心臓血圧研究所小児科
pp.278-279
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900768
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ジゴキシンは胎児の発作性上室性頻拍症や心房粗動に対して第一選択の治療として実際に用いられている1)。また不整脈以外の心臓原性の胎児の心不全に対しても,ある程度の効果が認められている。各種のジギタリス剤の中で実際にはジゴキシンがこの目的で専ら用いられているので,ここでもジゴキシンについて述べる。
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