特集 救急手技のポイント
Ⅱ.産科・婦人科
癌性出血
荷見 勝彦
1
1癌研究会附属病院,産婦人科
pp.333
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900077
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Ⅰ.性器出血の鑑別診断(図1)
まず,出血が癌によるものか否かを決定する。主訴,History(妊娠歴,分娩歴,月経歴を含む)を聞き,出血に関しては,出血量,出血期間,持続性か否か,月経との関連などを詳細に記録する。
検査は,血算,血沈,出血凝固に関する検査をすると共に,細胞診(腟および子宮頸部)を施行する。
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