今月の臨床 妊娠時の栄養とマイナートラブル豆知識―妊娠生活を快適に過ごすアドバイス
妊婦にみられるマイナートラブルと薬剤投与のコツ
胃炎合併妊婦への薬剤の選び方
嶋田 真弓
1
,
和栗 雅子
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター母性内科
pp.465-472
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210704
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●妊婦の消化器症状の愁訴は多く,妊娠悪阻や胃食道逆流症(GERD)は妊娠期によくみられるものである.
●胃炎・消化性潰瘍においては,H.pyloriの感染によるもの,低用量アスピリンを含むNSAIDs潰瘍に特に注意する.
●プロトンポンプ阻害薬,ヒスタミンH2受容体拮抗薬などは妊娠期におおむね安全に使用可能である.プロスタグランジンE1誘導体は妊娠期に禁忌である.
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