今月の臨床 プレコンセプションケアにどう取り組むか―いつ,誰に,何をする?
総論
体格からみたプレコンセプションケアとDOHaD(仮)説
福岡 秀興
1
1福島県立医科大学
pp.1129-1135
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210534
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●母親,父親がやせ,肥満体格では妊孕性の低下傾向があり,妊娠すると児に生活習慣病リスクが高くなるので,理想体格(BMI 22前後)をめざすライフスタイルを確立することが望ましい.
●出生児の出生体重低下や過体重は生活習慣病リスクが高い.
●受精,胎芽期の妊娠に気づかない受精周辺期の母親の体内環境が児の健康または疾病発症リスクに影響するので,標準体格,バランスの取れた栄養,適度な運動,葉酸関連栄養素・ビタミンDなどの摂取を心がける.
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