今月の臨床 大規模災害時の周産期医療―災害に負けない準備と対応
災害時の医療機関のインフラ確保―Triage Greenの健康維持のために
電源の確保
出口 宝
1,4
,
田名 毅
2,4
,
佐々木 秀章
3,4
1もとぶ野毛病院
2首里城下町第一クリニック
3沖縄赤十字病院第一救急部
4沖縄県医師会災害医療委員会
pp.594-599
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210434
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●災害時の電源確保は不可欠である.BCPに基づいて停電時に動かすべき機器を限定して,必要とする電力と給電時間に対応した非常用電源を備えることが重要である.
●電気機器は,起動時や負荷時に消費電力以上の起動電力を必要とすることに注意して,平時から作動を確認しておくことが重要である.
●発電機や蓄電池に加えて,PHVやEVは診療所の非常用電源として有用と考えられる.V2Hを介さずにこれらを活用するには,車両から引いてくる接続や配線を平時に考えておくことが重要である.
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