連載 Estrogen Series・183
学生の睡眠時間
矢沢 珪二郎
1
1ハワイ大学
pp.806
発行日 2019年8月10日
Published Date 2019/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209795
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朝の登校時間を遅らせ,授業時間の開始を遅くすることは,ティーンエイジャーにとってより良い夜間の睡眠をもたらす可能性がある.
思春期においては,circadian rhythmが変化し,その睡眠と覚醒は,典型的にはより遅い時間帯にシフトする.その結果,思春期男女の覚醒・睡眠のパターンがしばしば社会的活動の時間帯とは一致しないという問題が起こり,米国における“思春期男女は毎晩10時間の睡眠が望ましい”という推奨とも一致しないことになる.
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