合併増大号 今月の臨床 エキスパートに学ぶ 女性骨盤底疾患のすべて
疾患各論:骨盤臓器脱
骨盤臓器脱に対する外科的治療:腹腔鏡下仙骨腟固定術
吉村 和晃
1
1産業医科大学若松病院産婦人科
pp.74-79
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209575
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●腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)は,さまざまなタイプの骨盤臓器脱に対して有効な術式であり,標準術式の1つになりつつある.
●高い難易度と長い手術時間がLSCの問題点であり,術者の技量により適切な症例を選ぶことが重要である.気腹は2時間以内を目標にする.
●多彩な骨盤臓器脱症例に対応できるよう,またLSCが施行不能だった場合に備えて,LSC以外の術式も準備しておく必要がある.
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