増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【疾患編7】悪性腫瘍
《術後フォロー》
子宮体がんの術後フォロー
寺田 貴武
1
,
牛嶋 公生
1
1久留米大学産科婦人科学教室
pp.446-449
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209387
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術後フォローのポイント
❖子宮体がん術後の経過観察の間隔,検査項目について十分なエビデンスはなく,確立されていない.また,再発の早期発見が予後の改善につながる十分なエビデンスはない.
❖経過観察の目的は再発早期発見による予後の改善と生活の質の維持・向上にある.また,心理的な安心感を得ることで患者・家族の生活の質が改善されることも重要である.
❖再発の早期発見のみならず,排尿障害,下肢リンパ浮腫,外科的閉経などの,治療による合併症の発見や患者に対する情報提供,およびその際の早期対応も重要である.
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