増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【症状編】代表的な症状からの疾患鑑別
《婦人科外来》
卵巣の腫大
川口 龍二
1
,
小林 浩
1
1奈良県立医科大学産婦人科
pp.30-35
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209301
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鑑別診断のポイント
❖卵巣の腫大を認めた場合,腫瘍性病変と卵胞囊胞,出血性黄体囊胞や卵巣子宮内膜症性囊胞(チョコレート囊胞)などの非腫瘍性病変との鑑別が必要である.
❖画像診断としては,まず経腟超音波検査を行い,さらに質的評価を行う場合や悪性が疑われる場合には骨盤MRIにて精査を行う.
❖卵巣子宮内膜症性囊胞は,0.72%の頻度で悪性化することがあり,その管理には注意が必要である.
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