臨床経験
産後2週間ごろの母親の悩み等に関する検討─周産期メンタルヘルスの視点から
鈴木 俊治
1
1葛飾赤十字産院
pp.1107-1111
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209199
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▶要約
当院で1か月健診を受けた母親に,産褥2週間ごろに「悩んだり,いらいらしたりした」ことの理由についてアンケート調査を行ったところ,過去の報告と違って授乳以外の問題が多かった.また,約20%の母親は「孤独感」や「理由のわからないこと」で「悩んだり,いらいらしたりした」と回答していたことから,この時期から精神科医等の介入が必要な母親が少なからずいることが示唆された.
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