増刊号 産婦人科画像診断トレーニング─この所見をどう読むか?
周産期
症例:妊娠中期⓫
田丸 俊輔
1
1埼玉医科大学産科婦人科学教室
pp.89-93
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209012
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この画像をどう読むか?
症例
患者 37歳,1経妊0経産.
既往歴 特記すべきことなし.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 ICSIで妊娠成立し,近医で妊婦健診を受けていた.妊娠24週時の前医での超音波スクリーニング検査では異常を指摘されていない.妊娠39週1日の妊婦健診時に,胎児の右腎臓付近に囊胞状構造を認めたため,精査目的に同日当院を紹介受診した.当院での超音波精密検査では,腹腔内の囊胞構造以外には胎児および胎児付属物に明らかな構造異常は認めなかった(図1).また,外性器の形態より児は男児であると推定した.
Q この画像所見から推定される診断は何か?
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