今月の臨床 不妊女性に対する手術療法─適応・タイミングと手技のコツ
軽度子宮内膜症
泉谷 知明
1
,
前田 長正
1
1高知大学産科婦人科
pp.190-196
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208614
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●軽度子宮内膜症の診断には,腹腔鏡下での観察と病理診断が必要である.
●軽度子宮内膜症を伴う不妊に対する腹腔鏡下手術は,妊孕能を改善するが,その効果は限定的である.
●軽度子宮内膜症の合併が疑われる不妊症例においては,年齢・不妊期間・他の不妊因子の有無・疼痛の程度を考慮したうえで,腹腔鏡の適応を決定する.
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