増刊号 妊婦健診のすべて─週数別・大事なことを見逃さないためのチェックポイント
I 妊娠週数ごとの健診の実際
妊娠12から21週まで
検査の実施法
妊娠12〜21週に行う検査
佐山 晴亮
1
,
永松 健
1
,
藤井 知行
1
1東京大学産婦人科
pp.88-89
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208349
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POINT
◇初期血液検査で母体の基礎疾患や感染症の把握に努めるが,公費補助の有無も勘案し,その地域,医療機関に適した項目を選択する必要がある.
◇20週前後の時期に内診および経腟超音波検査で頸管無力症や早産のハイリスク症例を抽出する.
◇通常超音波検査では,羊水量,胎盤・臍帯の状態,胎児発育の評価を目的とする.胎児の構造異常を認めた場合にはその精査や説明は夫婦の同意のもとで,胎児の予後,出生後の対応,治療について深い知識に基づいて慎重に行う必要がある.
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