臨床メモ
動脈塞栓形成による腟出血の処置
貝原 学
1
1東大分院産婦人科
pp.958
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207300
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強度な腟出血に対して,保存的な止血が困難である場合に,動脈造影法のもとに,下腹動脈(内腸骨動脈)に人工的に塞栓を形成して止血に成功したという報告が最近数多くなされている。
子宮全剔出術や帝王切開術後の出血1)2),流産後の出血3),産褥時の弛緩出血4),子宮頸癌末期患者の出血5),および白血病などの血液疾患を有する患者の子宮出血6)などの治療にこの方法は有効である。
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