グラフ 胎児奇形の映像診断
胃十二指腸領域の閉鎖性病変の鑑別診断
進 岳史
1
,
鍋倉 淳一
1
,
小柳 孝司
1
,
中野 仁雄
1
Takeshi Shin
1
1九州大学医学部婦人科産科学教室
pp.314-315
発行日 1983年5月10日
Published Date 1983/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206797
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電子スキャンの応用がすすむにつれて,胎児の形態評価についても一段と細分化された解剖学的な単位での観察が可能となってきている。当初は上部消化管閉鎖症として包括的な診断を下されていた領域1,2)も,今日ではいくつかの閉鎖部位の相違に基づくEntityに分類することができる3)。そこで,本稿では胃十二指腸領域の閉鎖性病変の部位を鑑別する際に有用となる所見ならびに筆著らの用いている診断方法について紹介する。
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