症例
Vaginal Sarcoma Botryoidesの1例—細胞学的考察を中心に
松田 稔
1
,
丸山 雄造
2
,
壬生倉 勝
3
Minoru Matsuda
1
,
Yuzo Maruyama
2
,
Masaru Mibukura
3
1社会保険山梨病院産婦人科
2信州大学医学部中検病理
3壬生倉産婦人科
pp.639-645
発行日 1982年8月10日
Published Date 1982/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206677
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Sarcom Botryoidesは非常に稀な,しかも悪性度の高い非上波性の腫瘍で,そのほとんどが小児腟腫瘍として出現し,90%は5歳以下で,その2/3は2歳以下に見い出される。
この腫瘍は1854年Guersant1)により腟腫瘍として最初に記載されて以来欧米では190例余りが報告されている。本邦では昭和7年杉田2)が初めて発表し,その後約20例余りの報告が見られるのみである。
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.