内視鏡メモ
胎児情報を得るための内視鏡利用法—その2 Embryoscopyについて
柴田 直秀
1
Naohide Shibata
1
1東邦大学医学部産婦人科
pp.705
発行日 1980年9月10日
Published Date 1980/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206314
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経腔的な胎児体表奇形のチェック
胎芽,胎児を経腟的に観察する方法として,妊娠で充血した狭い子宮口を出血させずに子宮内へ細い子宮鏡が挿入された場合,こうした検査を西独HamburgのLindemannとRoekenらは,経腹壁的な(腹壁→子宮壁→羊膜を穿刺して行なう)Fetoscopy (胎児鏡検査)に対して,Embryoscopy (経腟胎芽鏡検査法1977年)と呼んでいる。
彼らは,毛利先生以来,伝統的に水還流式子宮鏡を踏襲する日本とは違って気体のCO2を注入して,妊娠7週以後の胎芽を子宮内で発見記録している。
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