実地臨床手技のエッセンス 輸血と全身管理
輸血と全身管理—保存血と代用血をめぐる諸問題
湯浅 晋治
1
Shinji Yuasa
1
1順天堂大学医学部,外科/輸血部
pp.103-107
発行日 1979年2月10日
Published Date 1979/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205990
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輸血といえば長い間,保存血の全血輸血が王座を占めてきたが,最近はそれに対して血液の成分輸血や各成分の凍結保存など輸血療法も大きく変革をしてきた。もちろん,現在でも保存血は最も手軽でまだ多く使用されているが,ここでは保存血の使用にあたって考慮しておかなければならない,いくつかの点について述べる。また代用血を代用血漿(血漿増量剤)と人工血液に分けそれぞれの利点,問題点について述べてみたい。
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