年間テーマ--診断から治療へ 性徴の異常
月経発来・閉止期の異常
橋口 精範
1
Akinori Hashiguchi
1
1獨協医科大学産科婦人科学教室
pp.123-126
発行日 1975年2月10日
Published Date 1975/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205137
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月経は第2次性徴にともなつて,初潮としてあらわれ,妊娠,分娩,産褥などの時期をのぞいては,閉経期にいたるまで周期的にくりかえされるものである。すなわち11歳を過ぎた頃から初潮としてはじまり,ある期間をへて順調となり,28日前後の周期で,持続3〜4日間,50〜80mlの量をもつてくり返されるのが普通である。そして,この範囲をはるかにはずれる場合は月経異常とよばれている。そのうち,ここでは月経発来・閉止期の異常についてのべることにする。
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