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臨婦産相談室
山田 文夫
1
,
日高 敦夫
1
,
黒島 義男
2
1阪市大
2慶応大
pp.792-793
発行日 1974年11月10日
Published Date 1974/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205103
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【質問】 双胎分娩中,第2児の娩出が遅延したときの対策についてお教えください。
【解答】
従来,分娩誘導法が不完全であつた頃は,双胎分娩時の第1児娩出より第2児娩出までの分娩間隔はかなりの時間のかかることもあつたが,岡山大の古い統計によつても,31例の双胎分娩中,分娩間隔15分以内のもの10例,30分以内のもの11例と,約2/3は30分以内である。古い成書によつても,母児両者に危険がなければ自然産を待つてもよいとしながらも,多くはしばしば第2児胎盤の早期剥離その他の合併症のおこることを指摘し,第2児娩出の遅延しないよう教えており,近代産科学では双胎における分娩間隔はすくなくとも5分ないし15分が望ましいとさえされている。
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