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新しいIUD-Uterine Progesterone system (UPS)
広井 正彦
1
1山形大学産婦人科
pp.678
発行日 1974年10月10日
Published Date 1974/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205082
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最近,世界の人口増加が深刻な問題となりその対策が国際的な規模で検討されてきている。
Pincusにより開発されたホルモンによる避妊薬は,その簡便さと確実性のために,その後20年経過し今や全世界で5,000万人の婦人が服用していると推定されている。しかし,1960年代の後半よりこのいわゆるピルの副作用として血栓症,高血圧症,脳卒中,糖尿病,子宮癌などが報告され,その副作用除去のために内服ホルモン量の減量が検討され,いわゆるミニピルの出現をみたわけである。
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