特集 婦人科放射線療法
放射線治療における患者管理—婦人科医の立場から
鈴木 忠雄
1
Tadao Suzuki
1
1癌研究会附属病院婦人科
pp.789-791
発行日 1972年9月10日
Published Date 1972/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204674
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はじめに
婦人科という,臓器別診療系と,放射線科という,治療法別診療系の交点に,患者管理の問題があるわけだが,婦人科医にとつて放射線治療はあまりにも奥が深いし,また,放射線科医にとつて,婦人科関連病変の取り扱いはあまりにも幅が広い。
婦人科疾患の放射線治療は,患者数の上からみてもかなり多いだけに,放射線科医と,婦人科医とのチームワークが特にたいせつだが,さらに,今日の,高度化された治療機器の取り扱いは,臨床医の手だけでは完全な運用はむずかしく,放射線物理学者や,技師の専門知識が参画してはじめて成り立つものであろう。
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