薬の臨床
婦人科領城におけるTetrazepamの応用
斎藤 清
1
Kiyoshi Saito
1
1順天堂大学医学部産婦人科学教室
pp.297-298
発行日 1971年3月10日
Published Date 1971/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204386
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緒言
腰痛を訴えて外来を訪れる患者は多い。婦人科領域における腰痛の原因は多種多様で,その治療に際してはまず原因を究明することが第一であり,原因治療を行ないつつ対照療法も必要となる。中でも自律神経失調症に基づく腰痛も少なくない。自律神経失調症患者では腰痛の他,頭痛,肩こりを訴えるものもかなりみられる。
今回三共株式会社より中枢性筋弛緩剤であるTetraze-pamの提供をうけたので,本剤を自律神経失調症を主として,その他腰痛症,術後腰痛,術後頭痛に応用し効果を検討したので報告する。
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