特集 産婦人科手術と偶発症
産婦人科手術時の腎障害と尿路損傷
近藤 厚
1
,
徳永 毅
1
Atsushi Kondo
1
,
Tsuyoshi Tokunage
1
1長崎大学医学部泌尿器科学教室
pp.45-53
発行日 1971年1月10日
Published Date 1971/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204339
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近来麻酔,輸液,化学療法などの進歩により,手術の危険性は著しく減少したが,一方では侵襲の大きい手術法が採用され,依然として腎や尿路障害を皆無とするには至らない。教室における1961〜1969年の間の統計は表1のごとくである。尿路障害については,既に本誌で述べたことがあるが1),今回は産婦人科手術の際の偶発症としての腎障害および,尿路損傷の対策について述べる。
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