研究
教室における最近7年間の卵集腫瘍
前山 昌男
1
,
高橋 義浩
1
,
西川 義雄
1
,
小西 公己
1
,
松岡 弘三
1
,
土田 容子
1
,
東條 俊二
1
,
吉岡 健治
1
Masao Maeyama
1
1奈良県立医科大学産婦人科学教室
pp.133-140
発行日 1969年2月10日
Published Date 1969/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203996
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はじめに
卵巣腫瘍の場合,それが充実性の腫瘍にしても特異的な症状を現わすことは少ない。外来診療における主訴も種々雑多で,その多くは腫瘍が偶然に発見されるか,自分で腹部に腫瘍(腫瘤)を触れて,あるいはまた,末期的な症状を呈してくることがある。今回,昭和36年より昭和43年6月までの約7年間に教室で取り扱つた卵巣腫瘍(貯瘤嚢腫を含む)250例について,臨床的経過を追つて統計的観察を行ない,二,三の症例について検討を行なつた。
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