Japanese
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研究 臍帯血ガス動態
分娩時臍帯血ガス動態の児の予後に及ぼす影響
Influence of blood gas levels in the umbilical vessels at the time of delivery on the fetal prognosis
久保 博
1
,
矢野 方夫
1
Hirosh Kubo
1
1国立東京第二病院
pp.763-767
発行日 1964年10月10日
Published Date 1964/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203136
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はじめに
分娩時,児のHypoxiaは周産期死亡の重要因子といわれている。Hypoxiaで田産した場合,それは児に対して一過性の影響のみにとどまるものか,または長期間影響をおよぼすものであるかは非常に興味があるのみでなく重大な問題である。われわれは昭和32年以降,当科に入院,分娩した児の中で,母体合併症(重症妊娠中毒症,糖尿病,梅毒,重症心肺疾患),近親結婚および,未熟児,過熟児,奇型,双胎に関係ある児を除外し,正常および異常経腟分娩,笑気或はエーテルによる帝王切開分娩およびトリクロールエチレン吸入による無痛分娩等の例につき,下記の項目について調査したのでその大要を述べる。
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