Japanese
English
薬剤 排卵抑制
Norethynodrelの排卵抑制に関する検討
Investigation into the inhibition of ovulation by"Novethynodrel"
藤井 久四郎
1
,
橋口 精範
1
,
熊坂 高弘
1
,
須賀田 邦彦
1
,
田中 暎雄
1
,
中井 暲典
1
,
田中 寿一
1
,
岡 吉弥
1
,
高間 高
1
Kyushiro Fujii
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
pp.649-653
発行日 1964年8月10日
Published Date 1964/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203109
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はしがき
estrogenをはじめ性steroid hormoneによつて排卵を抑制しうることは,すでに早くから実験的ならびに臨床的にみられていたが,これを応用して排卵を抑制し,かつ長期にわたつて反復しつづけうるかどうかということが,最近では注目されるようになり,いろいろのgestagen剤によつて特に研究がなされてきている。ことにPincusらによつて多数例の実験が報告されているが,わが国においても類似の研究がなされている。私どももすでにいろいろのGestagen剤の経口投与によつて排卵の抑制作用を検討しつつあり,その一つとしてENAVIDについても検討を加えているので,ここでは長期間投与例の成績についてのみ報告する。
ENAVIDはNorethynodrel (17α—ethinyl17hydroxy−5(10)—estren−3—one)2.5mgとethinyl—estradiol 3—methylether 0.05mgを1錠中に含有する経口剤である。
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