Japanese
English
研究 子宮頸癌・1
子宮頸癌々細胞の電子顕微鏡的観察—特に基底膜消失との関連について
Electronmicroscopic observations of the cancer cells of carcinoma of the uterine cervix
姉歯 皎
1
,
大久保 隆利
1
,
東岩井 久
1
Kiyoshi Aneha
1
1東北大学医学部産婦人科教室
pp.467-470
発行日 1963年6月10日
Published Date 1963/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202827
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いとぐち
著者ら13),18)が子宮頚癌のC.P.L.1),12)分類と間質変化との関係を電子顕微鏡的に追究した結果,C.P.L.各型間に基底膜の変化およびコラーゲン形成にかなりの差があることを見出した。他方癌細胞についての電子顕微鏡的研究では癌細胞を決定づける質的変化は未だ見出されてはいないが,正常細胞とは異つた所見3),5),8),9),11),14),19)も多く報告されている。今回著者らは子宮頚癌癌細胞を基底膜消失との関連に注目して電子顕微鏡的に観察した成績をここに報告する。
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