Japanese
English
産科 分娩・2
双胎分娩における卵膜附着臍帯の離断例
A case of rupture of umbilical cord
百瀬 和夫
1
,
竹下 寿子
1
,
本田 昭博
1
Kazuo Momose
1
1東邦大学医学部産科婦人科学教室
pp.805-807
発行日 1962年10月10日
Published Date 1962/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202694
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臍帯はかなり弾力性に富み,よく伸展し,Sto—we,Aschermanなどの実験によれば,4〜6kgの張力に耐えうるといわれている。したがって墜落分娩や鉗子手術などで特殊な外力が加わった場合を除けば,自然分娩で臍帯が断裂することは極めて稀であつて,Forsellは14,639例中2例,Ahlfeldは48,000例中8例と発表している。私たちは臍帯が卵膜附着していた双胎の第2児でこれを経験したので報告する。
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