Japanese
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グラフ
腹壁誘導胎児ベクトル心電図
Fetal Vector cardiogram
小林 隆
1
,
武井 徳郎
1
,
藤井 仁
1
,
橋本 武次
1
Takashi Kobayashi
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.971-972
発行日 1961年12月10日
Published Date 1961/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202530
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- Abstract 文献概要
ベクトル心電図による胎位の判定
誘導軸は,恥骨上縁上と子宮底を結ぶX軸と,これに直交する臍高附近のY軸を用いた。(1),(2),(3)は頭位の例で母体心ベクトルは左下方に向い,胎児心ベクトルの長軸は上方に向う。(4)は骨盤位の例で母体心ベクトルと胎児心ベクトル長軸は同方向に向い比較的接近している。(5)は電極の動揺による原点の移動を示す。誘導点の補正や,胎児心起電力が,単一定点2重極single fixed location dipoleでない点,問題を残すが,誘導法理論の基礎的検討のために敢えて,本法の研究を試みている.
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