Japanese
English
症例報告
過去に於ける避妊ピンが原因と考えられる癒着胎盤の1例
A case of placenta accreta probably due to the use of contraceptive pin in the past
杉本 修
1
Osamu Sugimoto
1
1北条病院産婦人科
pp.613-617
発行日 1960年6月10日
Published Date 1960/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202231
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Ⅰ.緒言
癒着胎盤は臨床的に通常分娩第3期に発見される比較的稀な合併症であり,その原因としては過去に於ける子宮内外傷や炎症等が重視されている。私は最近,2年間放置された金属製避妊ピン除去直後に妊娠し,妊娠8カ月で早産後,癒着胎盤である事が分つて,子宮腟上部切断術を施行した症例を経験したので茲に報告する。
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