Japanese
English
薬剤の臨床
Pregnanediolの臨床応用
Clinical application of pregnanediol
有馬 敬典
1
Keiten Arima
1
1高山赤十字病院産婦人科
pp.627-629
発行日 1958年8月10日
Published Date 1958/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201799
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緒言
Zondek等1)が1945年Steroid hormones alle-rgy説を発表し,従来内分泌異常と思われていた疾患の一部がSteroid hormonesによる除感作療法により軽快すると述べて以来,諸家2)-8)により追試がなされ,1953年Heckel3)は所謂Steroidhormones allergyによると考えられる疾患を有するものに就いてSteroid hormonesによるSkin test及び除感作を検討しPregnanediolが最も良好なる成績を収めたと報じている。その后Simmons4)による追試が発表され,最近本邦に於ても尾島5),森7)その他8)によるPregnanediolの臨床効果に就いての報告がある。私も田辺製薬よりPregnanediol(Diol錠,Diol懸濁液)の供与を受け追試した結果,かなり良好なる効果を得たので報告する。
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