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特集 新生児
新生児の呼吸型及び呼吸量に就いて
On the respiration type and amount in newborn infants
伊藤 保次
1,2
Yasuji Ito
1,2
1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
2東京都立荒川産院
pp.380-389
発行日 1957年6月10日
Published Date 1957/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201561
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緒論
新生児の呼吸系は多くの点で興味の焦点である。なぜならば呼吸系は子宮外生活が営まれると,直ちに全く新しい機能を営まねばならぬ器官であり,肺の成熟度が早産で生れた児の生存するか否かの大部分を決定し,呼吸の良否が生後の数日間の死を左右するからである。然るに従来より子宮内呼吸運動に関する研究は多く行われて来たが,新生児の呼吸生理に関しては,本邦に於いてはその報告を殆んど見ない。私は呼吸形式及び呼吸量に関し研究を行い,次に述べる結果を得たので報告する。
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