診療室
Pentobarbital-ScopolamineとPentobarbital-Demerolとによる分娩第I期の鎭靜・鎭痛
長內 國臣
1
,
齋藤 博
1
1警友病院産婦人科
pp.49-51
発行日 1954年1月10日
Published Date 1954/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200973
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緒言
先進國の産科醫によつて經驗的に承認されていたPentobarbitalの邦製化にともない,その製劑ラボナによる經口注が本邦でも分娩第1期の鎭靜に適することを確めたわれわれは1),さらに同劑の靜注法併用による麻醉で効果が増強されることを認めた2)。このことはPentobarbitalが他種藥劑併用の可能性と安全性とをしめしたのみならす,むしろ効果上好ましいことを考え,今回はScopo-lamineおよびdemerol等を併用することにより,Pentobarbitalの産科的有用性とその限界とを検討することにした。
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