症例研究
後腹膜脂肪淋巴管腫
横山 輝彌
1
1京都府立醫科大學附屬伏見病院産婦人科
pp.681-685
発行日 1953年11月10日
Published Date 1953/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200923
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緒言
後腹膜腫瘍についてはLobsteinの記載以來多數の報告をみるが,この場所に發生せる脂肪腫については未だその記載が少い。而もここに發生せる脂肪腫は一見單純脂肪腫の如き所見を呈する場合にも組織學的には屡々惡性の態度をとるばかりでなく,臨床的には屡々産婦人科領域に屬する腫瘍との鑑別上吾々に興味を提供するものである。偶々その一例を實驗したのでその概要を報告すると共に文献的考察を加えて參考に供したい。
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