症例研究
21年の長期に亘り潜伏したと思考される子宮絨毛上皮腫の例
今野 高信
1,2
,
山口 二郎
1,2
1國立仙臺病院産婦人科
2村田民生病院
pp.461-462
発行日 1952年10月10日
Published Date 1952/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200687
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絨毛上皮腫の潜伏期は概して數週より數ヵ月が最も多く,數年以上のものは稀とされ,又正常分娩後に續發する本症も極めて少いものとされている。我々は高年婦人に於て正期産後21年という長い潜伏期を經て發生し而も膣轉移を伴う子宮絨毛上皮腫の1例を經驗したので報告する。
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