今月の臨床 多胎妊娠管理の最新スタンダード─ガイドラインを踏まえて
不妊治療と多胎
藤本 晃久
1
1東京都教職員互助会三楽病院産婦人科
pp.1200-1204
発行日 2013年12月10日
Published Date 2013/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103552
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●排卵誘発剤を用いた不妊治療の進歩,生殖補助医療の普及により,多胎妊娠の割合は著しく増加したが,ここ数年は移植胚数の制限により,生殖補助医療での多胎妊娠は減少傾向にある.
●従来は過排卵刺激,複数胚移植による二卵性,三卵性の多胎妊娠が問題となっていたが,近年,生殖補助医療による一卵性双胎の増加が注目されている.
●生殖補助医療における多胎の発生には,自然妊娠とは異なったメカニズムが存在すると考えられ,その早期解明が望まれる.
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