今月の臨床 これだけは知っておきたい─婦人科がんの緩和ケア
緩和ケアの実際
4.褥瘡の予防と治療
古江 増隆
1
1九州大学大学院皮膚科学
pp.1201-1207
発行日 2012年12月10日
Published Date 2012/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103218
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●褥瘡はいまや治しうる疾患である.創を乾燥させてはならない.よくよく洗浄し,湿潤環境を維持する.
●担がん患者では,疼痛,生存時間,自己安楽,治癒期間を熟慮し,患者の納得を得ながら治療目標設定を行う.
●創のみならず肢位,寝具のずれ,栄養,疼痛の有無などを多職種で話し合うことが治療の第1歩である.
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