今月の臨床 産婦人科画像診断のセカンドチョイス
画像診断,最新の進歩
3.PET─CT
畑澤 順
1
1大阪大学大学院医学系研究科核医学講座
pp.946-949
発行日 2010年6月10日
Published Date 2010/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102402
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はじめに
平成22年の診療報酬の改正で,PET─CTと18F-fluoro-deoxy-glucose(FDG)による悪性腫瘍診断の適用が大幅に拡大し,早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍の保険診療が可能になった.「ほかの検査,画像診断により病期診断,転移・再発の診断が確定できない場合」に行う.原発巣の周囲への浸潤を診断するためにはMRIが用いられるが,遠隔部や骨盤外リンパ節への転移診断にはPET─CTが役立つ.産婦人科領域の悪性腫瘍診断にPET─CTを活用する際に必要な事項をまとめた.
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