今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方
II. 内分泌
[過多月経]
34.40歳代の経産婦人が過多月経を訴えて来院しました.鉄欠乏性貧血と手拳大に発育した子宮腺筋症を認めました.手術の時期は4か月後に決定しましたが,その間の対処と処方について教えて下さい.
池上 博雅
1
1大阪府立病院産婦人科
pp.453-455
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100975
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1 診療の概説
この症例は,過多月経の原因として子宮腺筋症が判明しており,4か月後の手術が決定している.そのため治療の方針としては,子宮腺筋症の治療により手術が施行しやすくなることと,合併症の貧血を改善させることである.
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