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シンポジウム 先天股脱の予防
先天股脱の予防—歴史・実証・実践・展望
Prevention of congenital dislocation of the hip: History, proof, practice and prospect
石田 勝正
1
Katsumasa ISHIDA
1
1京都大学医学部整形外科学教室
1Dept. of orthop. surg., faculty of medicine, Kyoto university
キーワード:
脱臼
,
dislocation
,
股関節
,
hip
,
先天性
,
congenital
,
予防
,
prevention
Keyword:
脱臼
,
dislocation
,
股関節
,
hip
,
先天性
,
congenital
,
予防
,
prevention
pp.452-460
発行日 1980年5月25日
Published Date 1980/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908594
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はじめに
先天股脱の予防という言葉が,古くからしばしば用いられてきた.そして著者らも先天股脱の予防を強調している.それでは古くからいわれている予防と著者らの強調している予防とどこが異なるのか,これを明確にする必要がある.そのためには先天股脱研究の歴史を述べねばならない.ここに歴史をとりあげたのは先達の業績を単に回顧するためではなく予防についての考え方がどのような歴史的背景のもとで生れてきたかを説明するためである.
第1図は,予防の考え方の変遷をシエーマにしたもので,この図を念頭に本文を読んでいただきたい.
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